優しい甘さと良い香りがする紅茶を混ぜて作るはちみつ紅茶は、おいしく飲めるだけでなく嬉しい効果がたくさんあります。
そこでこの記事では、はちみつ紅茶に期待できる効能や喉の痛みに効果があることについて、紅茶のカフェインや糖質についてを説明します。
はちみつ紅茶を作るのにおすすめの紅茶の種類やはちみつ、おすすめのはちみつ紅茶ティーバッグ、おすすめの作り方も紹介するのでぜひ参考にしおいしいはちみつ紅茶を楽しんでください。
はちみつ紅茶に期待できる効能
紅茶にはちみつを入れるだけで作れるはちみつ紅茶がなぜ人気なのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
はちみつ紅茶は、紅茶の良い香りと、はちみつの優しい甘さと香りがよく合い砂糖を入れるのとは違った風味を楽しむことができます。
また、はちみつ紅茶はおいしく飲めるだけではなく、はちみつに含まれるビタミンやポリフェノール、ミネラル、アミノ酸などの豊富な栄養成分によって、体に嬉しい効能がたくさん期待できます。
はちみつの成分によって期待できる効能には殺菌作用や消炎作用、疲労回復、血圧を下げる効果、ダイエット効果などがあります。
紅茶の成分に含まれる、ポリフェノールやカフェイン、テアニン、ビタミンなどが含まれていてこれによって、抗菌作用や利尿作用、血圧を下げる効果、ダイエット効果などが期待できます。
はちみつ紅茶はこの2つを同時にとれるので高い殺菌作用や抗菌作用などの効果が期待でき人気があります。
はちみつ紅茶は喉の痛みに効果がある
喉が痛むときに、はちみつ紅茶を飲むと良いという話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
上でも説明したようにはちみつには強い殺菌効果や炎症を抑える働きがあるので、喉の痛みに効果が期待できます。
紅茶の成分の紅茶ポリフェノールも抗菌作用や細菌やウイルスなどの感染症予防などが期待できるので喉の痛みに効果があります。
はちみつ紅茶はこの2つの効能が1つになるので、喉の痛みに高い効果が期待できるのです。
また、はちみつには病気から回復するための成分や免疫力を高める成分なども含まれているので、病気の回復や免疫力を高める効果も期待できます。
はちみつ紅茶のカフェインについて
はちみつ紅茶にはカフェインが含まれているので、カフェインの作用によって脳が覚醒してしまったり、興奮状態になってしまい、寝付きが悪くなることもあります。
寝る前に飲むと寝たくても眠れなくて寝不足になってしまったり、不眠になってしまうこともあるので飲む時間には注意が必要です。
また、大量に飲むと興奮、震え、めまい、吐き気、下痢、脈拍数の増加などカフェイン中毒を起こす恐れもあります。とりすぎると重大な症状へと進むこともあるので飲みすぎないようにしましょう。
カフェインの作用は個人によって違いがありますが、はちみつ紅茶を飲む量は1日3~4杯程度を目安にするのがおすすめです。
たくさん飲みたい場合はノンカフェインにするなどカフェイン対策をしましょう。
はちみつ紅茶の糖質
はちみつ紅茶は甘いので糖質が気になる方もいらっしゃると思います。無糖の紅茶の糖質は150mlあたり約0.1gなのでほとんど糖質はありません。
甘みを与えるはちみつの糖質は種類にもよりますが100gあたり約81.9gです。砂糖の糖質が100gあたり約99.3gなので、砂糖を入れるよりも糖質は少なくなります。
また、はちみつの方が糖質が少ないだけでなく、はちみつは甘さに深みがあるので砂糖よりも少ない量で甘さを感じることができ、紅茶に入れる量が少なくすむことが多いです。
さらに太る原因とされる血糖値の上昇などがはちみつは緩やかで、正常値への戻りも早いとされているので、太ることが気になる方は砂糖よりもはちみつをいれることがおすすめです。
はちみつ紅茶に合う紅茶の種類
はちみつ紅茶をおいしく飲みたいのであれば、茶葉にこだわるのもおすすめです。紅茶にはいろいろな種類があり、コクや深み、香りなどが異なります。
紅茶にはちみつをいれるなら、はちみつの香りや風味に負けない、コクがあり香りのよい茶葉がよく合います。
おすすめは独特なコクと濃厚な味わいのルフナや、クセがなく飲みやすいキャンディ、マイルドな味わいのジャワ、コクが深く甘い香りのアッサムなどです。
どんな紅茶でもはちみつを入れればはちみつ紅茶は作れますが、風味が薄くあっさりとした紅茶に合わせるとまずいと感じることもあるので、はちみつの香りや風味に負けないよう濃いめに紅茶を作るなどしましょう。
はちみつ紅茶におすすめのはちみつ
はちみつはスーパーなどでも売られているので身近なものですが、いろいろな種類があり値段も大きく異なります。
はちみつには国産のものと外国産のものがあり、水分量が異なります。国産は22%以下、外国産は20%以下と決められていて、外国産の方が香りや味を感じやすいです。
種類にもよりますが国産のものはさっぱりとした優しいはちみつが多く、水分量を減らすために濃縮しているので上質な甘みが楽しめます。国産のものは生産量が少ないので値段が高いものが多いです。
また、安価なはちみつには水あめや人工甘味料などが加えられていることがあります。
成分の調整や加熱によって栄養成分が失われていることもあるので、はちみつの効能を期待するなら無添加のものや、非加熱のものなどを選ぶことがおすすめです。下記でおすすめのはちみつをご紹介します。
とち蜂蜜
とち蜂蜜は栃の花から取れたはちみつで、フローラルの香りが特徴です。こってりとしたコクがある甘さで、紅茶以外にもトーストなどとの相性もよいです。
深いコクと渋みがあるフルーティーな香りのダージリンによく合います。
そよご
そよごはちみつは、冬青(そよご)からとれたはちみつで、ハーブのような爽やかな香りが特徴です。
さっぱりとした甘みにコクがありクセがないのでいろいろな料理に使いやすいはちみつです。
ルピシア
お茶専門店のルピシアのはちみつは、紅茶の風味を上質なハチミツに混ぜて作ったオリジナルのはちみつです。
アールグレイやダージリンなど種類もいろいろあり、紅茶との相性も抜群です。ふたを開けるだけで良い香りが漂い、ヨーグルトやトーストなどともよく合います。
マヌカハニー
マヌカハニーはマヌカの花から取れるはちみつで、高い抗菌力が期待できます。
独特のクセのある味ですが、喉の痛みなどの効果を期待するならおすすめのはちみつです。
熱い飲みものに溶かすと有効な成分が壊れてしまうので、紅茶などを少し冷やしてから溶かしましょう。
おすすめのはちみつ紅茶ティーバッグ
はちみつ紅茶は紅茶にはちみつを入れれば作れますが、紅茶ティーバッグにはちみつパウダーがプラスされたはちみつ紅茶ティーバッグも売られています。
簡単にはちみつ紅茶を楽しむことができ人気があります。おすすめのティーバッグをご紹介します。
極上はちみつ紅茶カモミール
ラクシュミーの「極上はちみつ紅茶カモミール」は、美容や健康に良いと言われるカモミールティーにスペイン産のはちみつパウダーがプラスされたティーバッグです。
はちみつに合うよう数種類の国の茶葉をブレンドして作ったこだわりの茶葉を使った極上はちみつ紅茶や極上はちみつ入りミントティーなどの種類もあります。
カルディや成城石井などで取り扱いがあると言われることもあるそうですが、ラクシュミーの極上はちみつ紅茶の取り扱いはないようです。購入するときは気をつけましょう。
極上はちみつ紅茶の販売店は紅茶専門店Lakshimi神戸本店、紅茶専門店Lakshimi大丸梅田店があり、公式オンラインショップなら場所を問わず購入できます。
濃厚はちみつ紅茶
大橋珍味堂の「濃厚はちみつ紅茶」は香り高くキレの良い渋みが特徴のスリランカのウバ茶に国産のはちみつがプラスされたティーバッグです。
国産のはちみつは香り高くコクのある甘みがあり濃厚なはちみつを感じることができます。
はちみつ紅茶
ティーアースの「はちみつ紅茶」はスリランカ産100%のセイロン茶にポーランド産のはちみつパウダーがブレンドされたティーバッグです。
厳選した茶葉とはちみつの香りと甘みがバランスよく配合されたはちみつ紅茶はデザートのようなおいしさが楽しめます。
ほっとはちみつ紅茶
日東紅茶の「ほっとはちみつ紅茶」は、スリランカ産の紅茶に粉末はちみつを加えたティーバッグです。
密封個包装ではちみつの甘い香りをしっかり守ります。
ほっとはちみつ紅茶は砂糖やコーンスターチが使われていて、とろけるような甘い香りと優しい甘みが楽しめます。
しあわせのはちみつ紅茶
森半の「しあわせのはちみつ紅茶」はスリランカとインド産の紅茶にはちみつ顆粒などがブレンドされたティーバッグです。
国内製造なので安心ですし、香り高い紅茶にふんわりとはちみつの香りがしてほっと一息つけます。
はちみつ紅茶の作り方
はちみつ紅茶ははちみつ以外のものを入れて作るのもおすすめです。
いつものはちみつ紅茶に飽きたら違う味も楽しんで見ましょう。
おすすめの生姜ロイヤルミルクティーとゆずレモンティーのレシピをご紹介します。
生姜ミルクティー
- 生姜を切る
生姜をよく洗いスライス2切れ作ります。 - 紅茶をいれる
100mlほどお湯を沸かして紅茶ティーバッグ2~3個入れて生姜を入れて2~4分ほど煮て濃いめの紅茶をいれます。 - 牛乳をいれる
牛乳400ml入れて沸騰させないように温めます。 - はちみつをいれる
お好みの量のはちみつを入れて完成です。
ゆずレモンティー
- レモンを切る
レモンを切り8分の1ほど用意します。 - ゆずの皮を切る
ゆずをよく洗い皮を細かく切り小さじ1ほど用意します。 - 紅茶をいれる
カップに熱湯を注ぎ、ティーバッグを1つ入れふたをして蒸らします。 - はちみつとレモンをいれる
レモンを絞り汁を入れ、はちみつを小さじ1ほどを入れ混ぜます。(はちみつの量はお好みで調整しましょう。) - ゆずの皮をいれる
最後にゆずの皮を入れて完成です。
※はちみつは乳児ボツリヌス症にかかる場合があるので、1歳未満の乳児には与えないでください。