一人暮らしの方は、ティーポットを選ぶ際に、容量を重視するのではないでしょうか。
一人用ティーポットなら、一人で飲むのにちょうどいい量を淹れることができ、洗い物も楽に済みます。
そこで、一人暮らしの方におすすめのティーポット選びのポイントをご紹介します。
一人用ティーポットで、本格的な紅茶を楽しみましょう。
一人分の紅茶を淹れるならティーポットは一人用が最適
ティーポットは、本格的な紅茶を飲みたい方には欠かせないアイテムです。
「一人で紅茶を飲むのにティーポットは必要?」と、思われる方もいるかもしれません。
しかし、ティーポットで淹れることで、一人分の少量の茶葉でも美味しい紅茶を淹れることができます。
そのため、ぜひとも用意したい紅茶アイテムと言えますね。
ティーポットのサイズは、一人用から、たっぷり作れる大容量のものまで、さまざまです。
中には「一人暮らしだけど友達が来ることもあるだろうし、少し大きめサイズのティーポットを買おう」と考える方もいると思います。
しかし、これはおすすめしません。
なぜなら、ティーポットで美味しい紅茶を入れるポイントは、「作る分量に合ったサイズのティーポットを使うこと」だからです。
紅茶を淹れる際に大切なのは、茶葉の「ジャンピング」です。
上手くジャンピングするためには、ポット全体に対流が起こることが重要です。
ポットの容量に対して少なく作ったり、反対に容量に対して多く作るとジャンピングが起こりにくくなり、美味しい紅茶を淹れることはできません。
一人用ティーポットの選び方
では次に、 一人用ティーポットの選び方についてお伝えします。
選ぶ際に、チェックしておきたい4つのポイントがありますので、ご紹介します。
素材
ティーポットに使われている主な素材は、以下の通りです。
- ガラス
- 陶器
- ステンレス
それぞれ特徴があります。
ガラス製のティーポットの魅力は、茶葉のジャンピングを目で確認できることです。
ハーブティーが好きな方なら、色や香りが楽しめるガラス製のティーポットがおすすめです。
ただし、陶器などに比べて薄めに作られていることが多いです。
紅茶が冷めないよう、ティーポットカバーを使うなど工夫が必要でしょう。
陶器製のティーポットは他の素材よりも厚みがあるため、保温性に優れているのが特徴です。
温度を保ったまましっかりと茶葉を蒸らすこともできるので、2杯目も美味しく紅茶をいただけます。
ただし、香りや味が染み込みやすいので、色々な紅茶を楽しみたい方にはおすすめしません。
ステンレス製のティーポットの魅力は、スタイリッシュな見た目です。
また、錆びにくく丈夫で割れにくいので、長く愛用できる素材です。
しかし、ステンレスのティーポットは本体が熱くなるので、やけどなどに注意が必要です。
容量
ティーポットにはさまざまなサイズがあります。
一人用ティーポットの容量は、だいたい300ml〜350mlです。
ティーカップ1杯で150ml前後なので、約2杯分作ることができます。
ちなみに、ティーカップ4杯(3〜4人)分が作れる600mlや、中には1500ml作れる大容量のティーポットもあります。
そのため、普段何杯分の紅茶を淹れるかを想定して、サイズを選ぶことが重要です。
同じ分量や割合でも、ジャンピングの状態が全く違います。
そのため、出来上がりの水色や香り、味わい、温度が変わってきます。
手入れのしやすさ
手入れのしやすさもティーポット選びのポイントの1つです。
特に注目したいのが、「茶こし」の部分です。
商品によって茶こしがついているものとついていないものがある他、形も異なります。
お手入れ重視で選ぶなら、深めの茶こしで取り外し可能なティーポットが良いでしょう。
手を入れて洗える口が広いタイプや、食洗機対応のティーポットもお手入れがしやすいので、おすすめです。
デザイン
最後に、「デザイン」です。
形状はジャンピングしやすい丸い形がおすすめです。
他にも、スクエア型や四角いスタイリッシュなものなど、デザイン性の高いティーポットもあります。
また、カラフルなものや北欧デザインのもの、レトロモダンなものなど、絵付けやカラーなどデザイン性の高いティーポットも多くあります。
紅茶をよく飲むからこそ、見た目のデザインにこだわるのもおすすめです。
一人用ティーポットを使った美味しい紅茶の淹れ方
では、一人用ティーポットを使った、美味しい紅茶の淹れ方をご紹介します。
美味しい紅茶を淹れるためのポイントは、下記の通りです。
- 高品質・新鮮な茶葉を使うこと
- ティーポットを使って、ティーカップ2杯以上淹れること
- 正しい分量で淹れること
- 汲みたての水を使うこと
- 沸騰したての熱湯を注ぐこと
- しっかり蒸らすこと
- 濃さが均一になるよう注ぐこと
美味しい紅茶の淹れ方
- ティーポットとカップを湯通しして温めておく。
- 杯数分の茶葉をティーポットに入れる。
- 沸騰したての熱湯(150〜160ml)を注いでフタをする。
- 茶葉をしっかり蒸らす。
- ティースプーンでポットの中を一回しし、茶こしでこしながら濃さが均一になるよう注いで完成。
茶葉の分量や蒸らし時間は、パッケージ裏の記載に従いましょう。
【茶葉の種類別】一人用ティーポットで淹れた紅茶のおすすめの飲み方
紅茶には多くの種類があり、それぞれ味に特徴があります。
そこで、数ある紅茶の中から、特に代表する茶葉3種類と、おすすめの飲み方をご紹介します。
ダージリン
ダージリンは、マスカットのようなフルーティーな香りから別名「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。
爽快感のある香りや渋味、深いコクを楽しむためにも、ストレートで飲むのがおすすめです。
アッサム
アッサムは、甘味が強い、芳醇な香りとコクのある味わいを楽しめる紅茶です。
濃厚な風味のアッサムは、ミルクとの相性が抜群です。
ミルクティーとして飲むのもおすすめです。
アールグレイ
アールグレイは、茶葉にベルガモットという柑橘系の精油で香り付けされた紅茶です。
ストレートティーでも美味しいですが、ミルクを入れるとマイルドな味わいになりますよ。
一人用ティーポットおすすめ3選
ではここで、一人暮らしの方におすすめの一人用ティーポットをご紹介します。
ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
HARIO「ワンカップティーメーカー 200ml」
気軽に一人分の紅茶を作れるサイズのティーポットです。
フタをひっくり返すと茶こし置きにもなるので、使いやすさ抜群です。
茶葉がジャンピングしやすく、好みの濃さの紅茶を楽しめます。
仔犬印「ティーポット【スチール】 一人用」
耐久性に優れた、ステンレス製のティーポットです。
容量370mlと一人用に最適で、冷めにくく、注いだ時にもこぼれにくいです。
一生もののティーポットとして長く愛用できるでしょう。
FORLIFE(フォーライフ)「ミニスタンプティーポット」
赤や青、グリーンなど、カラーバリエーションが豊富です。
陶器でできた本体は可愛らしい丸いフォルムで、注ぎ口も滴がたれにくい設計になっています。
容量400ml、中には0.3mmの超微細孔インフューザーが付属しているので、細かい茶葉から大きな茶葉までしっかり抽出できます。
まとめ
今回は、一人暮らしの方におすすめの一人用ティーポットについてご紹介しました。
ティーポットが1つあるだけで本格的な紅茶が味わえるのはもちろん、いつものティータイムが華やぎ気分も上がります。
ぜひ、お気に入りのティーポットを見つけて、ティータイムを楽しんでください。