紅茶をより楽しむなら、お気に入りのティーポットで美味しく入れましょう。
使い方を間違えると、紅茶本来の美味しさを味わうことができません。
この記事では、シーンに合わせたティーポットの選び方と、正しい使い方についてまとめました。
また、さらに紅茶の美味しさを引き出すのにおすすめの、ティーポットの保温性を高めるアイテムもご紹介します。
使い方に合わせたティーポットの選び方
紅茶の入れ方は、ティーバッグで入れる方法と、ティーポットを使って茶葉で入れる方法があります。
ティーバッグで入れるほうが手軽で、ティーポットを使う方は少ないかもしれません。
しかし、やはりティーポットで入れる紅茶の味は格別です。
美味しい紅茶を楽しむためには、ほんの少し手間をかけてティーポットで紅茶を入れてみましょう。
今回は、これからティーポットを購入したいという方に向けて、使い方別にティーポットの選び方についてご紹介します。
初心者向け
紅茶を本格的に入れるのにまだ慣れない初心者の方は、茶葉の状態が確認しやすいガラス製のティーポットがおすすめです。
透明なので、茶葉が上下に動くジャンピングの様子や紅茶の色を確認しながら入れることができます。
国内メーカーではキントーやハリオのガラスポット、外国メーカーでは北欧デンマークのブランド、MENU(メニュ)のおしゃれなケトルティーポットなどがおすすめです。
注ぎ口の掃除が簡単にできる、お手入れのしやすいものが良いでしょう。
1人用
紅茶を1人で飲むことが多い方は、1杯だけ入れることができる1人用のティーポットを選ぶのもおすすめです。
ティーポットの容量は2人用以上を入れることができるものが多いですが、容量が200mlほどの1人用なら、1杯分の紅茶を美味しく入れることができます。
サーブ用
サーブ専用に使うなら、お好きな形やデザインのものを選ぶことができます。
形やデザインを自由に選ぶことができますが、おすすめの形は丸形です。
丸形のティーポットはお湯を注いだ時に、茶葉が上下に動くジャンピングという現象が起こりやすくなります。
そのため、紅茶本来の旨みや香りを最大限に引き出すことができます。
アフタヌーンティー用
アフタヌーンティー用にティーポットなど茶器を揃えたいなら、同一ブランドでセットになっているものを揃えたいものです。
ウェッジウッドのアフタヌーンティーセットなど、ティーカップ、ティーポット、ケーキプレートと少しずつ揃えていくのも楽しいでしょう。
リーズナブルに揃えたい場合は、ナチュラルキッチン アンドなどのインテリアショップでも、おそろいのティーポットやカップとソーサーを用意することができます。
リッチな気分になれるゴールド風のカトラリーなどもありますので、お好みに合わせて、セットで揃えてみてはいかがでしょうか。
茶こし付きのティーポットの使い方
ティーポットには、茶こしが付いているものと、付いていないものがあります。
茶こし付きのティーポットは、付属の茶こしに茶葉を入れて抽出するタイプです。
使用後の茶葉の処理が簡単で、手軽に扱えるのがメリットでしょう。
しかし、カゴ状や筒状の茶こしが付いている場合、茶葉がジャンピングするスペースが小さくなる傾向があります。
そのため、茶葉の旨みを効率よく抽出できない可能性があるのがデメリットです。
茶こし付きのティーポットで美味しい紅茶を飲むのにおすすめの飲み方は、茶こしを外して、茶葉がジャンピングしやすいようにすることです。
もう1つティーポットを用意し、茶こしを使って紅茶を移すとカップに注ぐのがスムーズです。
使い分け用のティーポットが無い場合は、茶こしを使って紅茶をカップへ注ぎましょう。
茶こしなしのティーポットの使い方
茶こしなしのティーポットは、茶葉がティーポットの中で存分にジャンピングすることができます。
抽出した後、紅茶をカップに注ぐ際に茶こしを使うので、できれば蓋が落ちないティーポットを使いましょう。
それでは、美味しい紅茶を楽しむための、茶こしなしのティーポットの使い方の手順をご紹介します。
- 熱湯でティーポットを温めておく
- ティーポットに計量した茶葉を入れ、沸騰したてのお湯を少し高い位置から入れる
- しっかりジャンピングさせて蓋をして時間を守って抽出する
- 茶こしで濾しながらティーカップへ注ぐ
ティーポットの保温力を高めるアイテムの使い方
せっかく美味しく入れた紅茶も、ティーポットの中でいつの間にか冷めてしまっては美味しさも半減です。
ここではティーポットの保温力を高めるアイテムとして、ティーコジーの使い方をご紹介します。
ティーコジーとは
ティーコジーとは、ティーポットにかぶせる布製のカバーのことで、ティーポットウォーマーとも呼ばれます。
素材は毛糸やコットンなどの布製で、形は上部が開いたオープントップタイプや、全体を覆うフルトップタイプなどがあります。
紅茶を美味しく抽出するには、じっくり蒸らすことがポイントです。
ティーコジーを使うことにより、ティーポットの保温性が高まり、茶葉本来の旨みや香り、美しい色が引き立ちます。
紅茶の本場イギリスでは、美味しい紅茶を入れるのになくてはならないアイテムです。
かぶせるタイプの使い方
かぶせるタイプの使い方は、ティーポットに上からすっぽりとかぶせるだけと、とてもシンプルです。
目の詰まった布地を幾層にも重ねたものが、より保温性が高まります。
オープントップタイプの使い方
上が開くオープントップタイプは、上部の開口部からティーポットを入れ、開口部を締めて保温します。
持ち手と注ぎ口がカバーから出ている状態なので、ティーコジーをつけたまま紅茶を注ぐことができるので便利です。
プレゼントにもおすすめのおしゃれでかわいいティーポット
ご自分で使うなら、300円ショップの3コインズなどのプチプライスのティーポットは、手軽に購入できておすすめです。
ストレートや甘いミルクティーなど、さまざまな飲み方でティータイムを楽しむのも良いでしょう。
生活雑貨をリーズナブルな価格で提供する、エスポットなどの商品もおすすめです。
しかし、紅茶好きの友人などにプレゼントするなら、有名ブランドのティーポットを贈るのも良いでしょう。
プレゼントにおすすめの、おしゃれで使いやすいティーポットをご紹介します。
ゼロジャパン ユニバーサルティーポットホワイト4人用
無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインと、日本製の高品質なアイテムで知られる、ゼロジャパン。
ゼロジャパンのコーヒーやティー関連のアイテムは、アメリカやヨーロッパ、アジアやオセアニアなど世界中で愛されています。
ユニバーサルティーポットは真っ白な陶器製で、コロンとしたフォルムが、シンプルながらも愛らしいデザインです。
4人分のお茶を入れることができるので、家族で使用するのにも良いですね。
サイズ | 17×11×h12.3cm |
容量 | 580cc |
素材 | 陶器 |
ポダム シャンポールティーポット
デンマーク生まれのおしゃれなキッチングッスを扱う、ポダム。
ポダムのシャンポールティーポットは、半円形の大きなフィルターで、茶葉が自在にジャンピングできるティーポットです。
食器洗い乾燥機に対応しているので、お手入れが簡単なのも魅力です。
サイズ | 奥行き19×幅14×高さ12.7cm |
容量 | 500ml |
素材 | 耐熱ガラス・ステンレススチール・プラスチック |
マリメッコ OIVA(オイヴァ)
北欧を代表するブランド、マリメッコのティーポットです。
マリメッコのオイヴァは、真っ白な陶器製で、木製の取っ手と蓋のツマミが付いています。
シンプルながらも温かみのあるデザインで、和室にもぴったりです。
陶器製の茶こし付きなので、紅茶だけではなく緑茶などにもおすすめです。
和洋さまざまなお茶を、幅広く楽しむことができるでしょう。
サイズ | W18×φ14×H9cm(持ち手含まず) |
容量 | 約700ml |
素材 | 磁器・木 |
重量 | 約950g |
まとめ
ティーポットはさまざまなメーカーが多様な製品を販売していますが、ご自分の使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。
ティーバッグで入れる紅茶に比べて、ティーポットで紅茶を入れることは少し手間がかかるようなイメージがあるかもしれませんが、正しい使い方をすれば誰でも簡単に美味しい紅茶を入れることができます。
ぜひティーポットを使って、紅茶の奥深い美味しさを味わってみてくださいね。