【ティーカップの置き方】ルールやマナーはあるのか徹底解説

:2024/01/26

【ティーカップの置き方】ルールやマナーはあるのかを徹底解説

お客様や友達が来た時に出す紅茶にティーカップを使う方は、提供する時に、ティーカップの取っ手をどちらの向きに置くのが正解なのか迷う方も多いと思います。
また、砂糖やミルクの置く場所や、テーブルにお菓子と一緒に置くときも同じように迷いますよね。

そこで今回は、お客様や友達に楽しんでもらためのティーカップの置き方についてご紹介します。
また、気になる砂糖やミルクの置き方、そしてお菓子と一緒にティーカップを置く時の方法についてもお伝えします。
さらに、ティーカップの収納方法についても触れていますので、ぜひ一度ご覧ください。

ティーカップの置き方は国によって違う

来客の際に出す紅茶は、ティーカップを使って出す方が多いと思います。
そこで気になるのは、お客様に提供するティーカップの向きはどのようにするかです。

ティーカップの置き方には、厳密なルールはありません。
しかし、国によって、ティーカップの置き方には違いがあります。
まず、アメリカ式のティーカップの置き方は、お客様から見て取っ手の向きが右側に。
そして、イギリス式ではティーカップの取っ手の向きが左側です。
ちなみに、スプーンは持ち手を右側に置くのが一般的です。

それではなぜ、このようにティーカップの置き方に違いがあるのでしょうか。
その理由は、諸説ありますが、アメリカ式ではティーカップがテーブルの上に置かれた状態で飲めるため。
一方でイギリス式は、砂糖などを入れるためのスプーンを使用することを前提に、左手でティーカップを抑えられるように。
このような理由から、ティーカップの置き方が異なるようです。

日本でのティーカップの置き方

ティーカップは国によって置き方が異なります。
それでは日本でのティーカップの置き方はどうなのでしょうか。
結論を言うと、日本ではティーカップの置き方はどちらの方法も採用されています。

少し前の喫茶店などでは、紅茶はイギリス式で提供していたところもあったようです。
しかし、ティーカップの置き方には、特に決まりがなく、状況に合わせて置いているところが多いです。
もちろん、ルールは無くとも、ティーカップの取っ手は横向きに置いて出すのがおすすめです。

ティーカップはデザインによっても置き方が変わる

ティーカップには、さまざまな形やデザインがあります。
そのため、全体的に同じデザインのティーカップなら、置き方はどちらでもかまいません。
しかし、ワンポイントなどの入ったティーカップの場合は、絵柄が見えるように出すと良いでしょう。
これは、ティーカップに限らず、コーヒーカップやマグカップなどにもおすすめです。

ティーカップとコーヒーカップの違い

紅茶を楽しむためのティーカップとコーヒー用のカップにちょっとした違いがあるのをご存じですか?
実は、どちらも美味しく飲むための工夫がカップに施されています。
まず、ティーカップの特徴は、直径が広く、浅く作られています。
一方、コーヒーカップは直径がティーカップよりも狭く、深めのタイプが多いです。
この違いは、紅茶は色や香りを楽しむため、そして飲む際に熱を逃しやすい形状になっています。
そしてコーヒーは、保温性を高めるためにこのような形状になっています。
このように、紅茶とコーヒーのカップは入れ方や楽しみ方の違いで形状が異なります。

砂糖やミルクはティーカップのどの位置に置くのが正解なのか

ティーカップの置き方がわかったところで、次に気になるのは砂糖やミルクの位置です。

ティーカップに添えるティースプーンは、カップの手前、もしくは右側に置きます。
この時、柄は右手で持てるように置きましょう。
さらに、スティックタイプの砂糖なら、スプーンと平行に置きます。
また、角砂糖やミルクポーションはスプーンの左側は手前に置くと良いでしょう。
この時、ミルクポーションは裏にして置くと、ティーソーサーの上で安定します。

もしも複数人で紅茶を楽しむ時は、シュガーポットやミルクポットがあると、紅茶の味を好みに合わせて調整できるので、とても便利です。
その場合は、テーブルの真ん中など、全員が使いやすい位置に置きましょう。

ティーカップとお菓子をテーブルに置く時の位置関係

お菓子や果物と一緒に紅茶を楽しむ場合、ティーカップをテーブルのどの位置に置いていますか?
特に、ケーキなど一人分のお菓子を出す時には、ティーカップとケーキの位置に迷うことがあります。
どちらにティーカップを置くのかに特別なルールはありません。
しかし、おもてなしをする上でのマナーでは、ティーカップは右側に。
そしてお菓子などは左側に置くのが良いとされています。
これにはきちんと計算された理由があり、ティーカップを右手で持つ方が多いからだそうです。

ただし、テーブルには、正方形や長方形、そして円形など様々な形があります。
さらに、一人暮らしの場合は、使うテーブルが小さいこともあるでしょう。
そのような時は、ティーカップを置く位置よりも、周りの人にぶつかったり、落ちたりする危険な場所に置かないように注意しましょう。
また、ティーカップを置くとお菓子などが置けない時は、サブテーブルが便利です。
小さなティーテーブルや折りたたみ式のテーブル、もしくはキャンプなどに使用するアウトドアテーブルにならコンパクトな収納が可能です。

ティーカップセットをおしゃれに収納する置き方

お気に入りのティーカップは、その置き場所によっておしゃれに飾ることができます。
特に、食器棚に並べるときは、並べ方ひとつで部屋の雰囲気に合うインテリアに変身します。

収納で魅せるティーカップの置き方

食器棚やカップボードにスペースがあるなら、カップとソーサーをセットで平置きする方法がおすすめです。
この方法は、一客ずつ置くので、他の食器と比べて場所を取ります。
しかし、ティーカップをおしゃれなインテリアとして魅せるには1番おすすめの方法です。

効率的で場所を取らないティーカップの置き方

省スペースでティーカップを収納するなら、カップとソーサーは別に保管する方法が便利です。
最も効率的に収納できるのは、ティーカップ用のラックを使う方法です。
このようなラックは下にソーサーを重ねて置き、ティーカップをラックのハンガー部分に掛けます。
そのため、とても使いやすく、コンパクトに収納できます。
また、このようなラックを使わない場合は、ティーカップを花のような形に重ねる方法も便利です。
この方法は、ティーカップ同士を丸く重ねるので、最初は難しいですが、コツを掴めば楽に収納できます。

ティーカップの置き方はホテルやカフェを参考に

紅茶などを提供するお店は、使用するティーカップにこだわりがあるところも多いです。
そのため、お客様に紅茶や食事を提供する時にも置き方にこだわりを感じます。
特に、ホテルやカフェなら、ティーカップの置き方は参考になります。

このようなホテルやカフェは、店の雰囲気や提供する飲食物、そしてテーブルの上にも細かい気配りを感じる場合が多いので、ぜひ真似をしてみましょう。
また、食事がメインの洋食屋なども、食器の置く位置に注目してみましょう。

まとめ

ティーカップの置き方は、アメリカ式なら、取っ手は右に。
そしてイギリス式は取っ手が左に置くことがわかりました。
また、日本では、右、左のどちらも採用されています。
さらに、ティーカップのデザインによっても置き方は変わります。
このようなことから、ティーカップの置き方は、シーンや好み、そしてマナーに合わせて選ぶのがベストです。
ティーカップの置き方は、紅茶を飲む方にとって持ちやすく、飲みやすいかを考えましょう。

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