皆さんは、ティーカップの数え方を知っていますか?
ティーカップにはソーサー(受け皿)がありますので、それぞれ個々の数え方や、ティーカップ&ソーサーの数え方、それにケーキプレートが加わった数え方など、実はそれぞれ数え方があります。
そこで今回は、ティーカップの数え方について詳しくお伝えします。
湯呑みなどティーカップ以外の数え方やアフタヌーンティーの基本マナーについてもありますので、最後までぜひご覧ください。
ティーカップの数え方
ティーカップの正しい数え方は「客」。
ただしこれは、
- 飲み物が入ってない状態
- カップ&ソーサーのセット
の場合の数え方で、飲み物が入った場合は1杯2杯などの「杯」、カップとソーサーそれぞれ数える場合は「個」または「ピース」で数えます。
つまり、カップ&ソーサーのセットは、カップ1個とソーサー1個の2個のセットで、1客、2客と数えることになります。
海外のティーカップの数え方
では、海外ではどのようにティーカップを数えているのでしょうか。
紅茶大国イギリスでは
まず、英語圏のイギリスでは、「a cup and saucer」や「a tea set」と言います。
「a cup and saucer」は、カップとソーサーを組み合わせた1つのセットを表す表現です。一方、「a tea set」は、ティーカップやソーサー、ポットなどのティーセット全体を表す表現です。
中国やフランスでは
他にも、中国語ではカップのことを「一个杯子」、フランス語は日本語のような物の数え方はないので、1(un アン)、2(deux ドゥ)、3(trois トロア)と数えます。
湯呑みなどティーカップ以外の数え方
ところで、湯呑みやお茶など、ティーカップ以外はどのように数えるのでしょうか。
- 湯呑み〜1個、1客、1口、1人前など
- お茶が入った状態〜1杯、1服など
- スープカップ〜1個、1客、1組、1揃(そろい)
湯呑みは、通常1個、2個と数えますが、コップのように口の開いた器を数える時に使われる、「口(こう)」で数える場合もあります。
来客用ティーカップはいくつ揃えるべきか
さて、ティーカップの数え方がわかったところで、気になるのが「来客用としてティーカップはいくつ揃えるべきか」という疑問。
一般的にティーカップなどの洋食器は「6人用」で揃えるのが正式で、
- 西洋では夫婦それぞれがゲスト(夫婦)を招待してもてなす風習があるから
- 1ダース12の半ダースが1セットになったから
などいくつか諸説があります。
ただ、現代では来客を含めて6人が揃うことは少ないので、まずは2客(ペア)、4客など偶数で揃えていき、様子を見ながら2客ずつ買い足していくのがおすすめ。
ブランドのティーカップの場合、定番シリーズを選ぶことで買い足す際も同じシリーズで揃えられますので、生活スタイルによって買い足してみてはいかがでしょうか。
【これでばっちり】アフタヌーンティーの基本マナー
「ヌン活」という言葉が生まれたほど、近年「アフタヌーンティー」を楽しむ方が増えており、インスタ映えの流行りと同時にアフタヌーンティーも流行っています。
美味しい紅茶と季節に合わせた料理やスイーツを味わえるアフタヌーンティーですが、場所が高級ホテルの場合も多いため、着ていく服装や食べる順番など、マナーが気になる方も多いのではないでしょうか。
服装ポイント
女性はワンピースやブラウス&スカート(パンツ)、男性はシャツやジャケットなど、レストランへ行く服装でOk。
極端に肌の露出が多い服や、ジーンズ、スニーカーでなければ問題ありませんが、せっかくアフタヌーンティーという非日常を体験するのですから、おしゃれも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
気になる方はお店へ連絡して、事前にドレスコードを確認すると安心です。
ティーフーズの食べ方
ティーフーズの基本スタイルは、
- 上段〜デザート(スイーツ)
- 中段〜温料理またはスコーン
- 下段〜サンドイッチ(甘くない食べ物)
と、手で食べられるものが中心。
フードを食べる時は、ティースタンドの食器は動かさずに、自分のお皿に取って食べるのがマナー。
直接手で掴むと汚れてしまうので、ナイフとフォークを使って2〜3個取り皿に移して食べましょう。
下から順に食べるのがマナーとされていますが、基本スタイルにこだわらないお店も多いので、好きなものを取って食べるスタイルOK。
パンやスコーンは手でちぎって食べるのがマナーです。
紅茶の飲み方
紅茶を飲む際、ソーサーを持つか持たないかで迷いますが、ティーカップが近い場所にある場合はカップだけ持ち、ローテーブルなど自分と距離がある場合は、ソーサーごと持って飲むと品よく見えます。
飲む際は、手を添えずに、ハンドルをつまむようにして持つとより美しく見えます。
また、紅茶を存分に味わうためにも、1杯目はストレートで、2杯目はミルクをたっぷり入れてと楽しむのもおすすめです。
まとめ
今回は、知っているようで知らない、ティーカップの数え方を中心にお伝えしてまいりました。
注意したいのが、ネット通販などでティーカップを購入する場合。
ティーカップ、ソーサー、ケーキプレート(皿)それぞれ1ピースと数えるので、例えば「カップ&ソーサー&ケーキ皿の6ピースセット」の場合、6人分のセットかと思われがちですが、これは間違い。
カップ×2、ソーサー×2、ケーキ皿×2の2人分のセットなのでご注意ください。