【紅茶ラテアート】魅力と作り方のコツ。おいしい飲み方もご紹介

:2022/06/08

紅茶 ラテ アート

見て楽しく、飲んでおいしいラテアートのドリンク。ラテアートは、いまやカフェ文化を代表する技術と言っても良いかもしれません。
「ラテ」と付くと、コーヒーを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、紅茶などさまざまな飲み物で作ることができます。
この記事では、紅茶ラテアートについて、その魅力や自分でラテアートを簡単に作る方法などをご紹介します。

ラテアートについて

「ラテ」というイタリア語と、「アート」という英語を組み合わせた、ラテアート。
スタバをはじめ、セブンやローソン、ファミマなどコンビニでもラテは人気ドリンクですよね。
サンマルクカフェの和紅茶ラテも人気です。

エスプレッソをベースとして、それにフォームドミルク(泡立てた牛乳)を注いだ飲み物が、カフェラテと言われています。

そのベースの飲み物の表面に、ミルクの白とコーヒーの茶の対比を利用して模様を描く技法がラテアートです。
ハートやリーフなどの柄が、代表的な模様としてよく知られていますよね。

いまやラテアートのベースとなる飲み物は、コーヒーだけではありません。
従来からのエスプレッソなどコーヒーのほかにも、紅茶や抹茶、ココアやほうじ茶などが用いられており、さまざまに楽しまれています。

世界や日本でもラテアートコンテストが開催されるなど、ラテアートは人気の飲み物となっています。

紅茶ラテアートの魅力

コーヒーのほかにも、紅茶や抹茶、ココアやほうじ茶などが用いられているラテアート。
さまざまなラテアートの中でも、特に、紅茶をベースとした紅茶ラテアートが女性に人気です。
紅茶ラテとは、紅茶にフォームドミルクを注いだ飲み物。
その表面にさまざまな模様でアートを施したのが、紅茶ラテアートです。

ラテアートに施される模様は、かわいいものから驚くほど複雑なものまで、いろいろですよね。
褐色を帯びた美しいオレンジ色や、深みのある琥珀色や深紅の紅茶の表面に描かれるさまざまな模様。
立体的な3Dアートやかわいい動物、アニメやマンガのキャラクターなどが描かれるのは、写真映えもしますすね。
それに、何よりドリンクが運ばれて来た時に新鮮な驚きがあります。

もちろん飲んでもおいしく、ひとつの飲み物で何度も楽しめるのが、紅茶ラテアートの魅力です。

紅茶ラテアートはお店でしか楽しめない?

さまざまに楽しめる紅茶ラテアートですが、外出先で楽しもうと思っても、お出かけの機会が減っている方も多いでしょう。
カフェやレストランでないと、紅茶ラテアートは楽しむことができないと考えてはいませんか?

おうち時間が増えていえる昨今、紅茶ラテアートをご自身で作ってみる方が増えています。
コツをつかめば、紅茶ラテアートは自分も周りも楽しめる素敵な趣味になります。
リプトンのアールグレイなどで、ホットやアイスで紅茶ラテアートを楽しむ方も多いようです。

紅茶ラテアートを趣味にしよう

何事も、スタートするのにあまりお金がかかったら躊躇してしまいますよね。
ですが、紅茶ラテアートなら、リーズナブルな道具で始めることができます。
実は100均などで販売しているアイテムで、すぐに始めることができます。

また、紅茶ラテアートを趣味にすると、自分が楽しいのはもちろん、周りも幸せな気分にすることができます。
たとえ多少拙いものでも、紅茶の上にフォームドミルクで描かれたアートを見れば、周囲が歓声を上げるでしょう。
ご自宅でのお茶の時間が楽しくなりますね。

紅茶ラテアートの作り方

自宅で簡単に楽しめる、紅茶でラテアートを作る簡単な方法をご紹介します。
用意する紅茶は茶葉やティーバッグのほかに、スティックタイプでも構いません。

絵柄は爪楊枝などでも描くことができますが、amazonや楽天市場では、便利な「ラテアートピック」が販売されていますよ。
ベースとなる飲み物を変えれば、抹茶ラテアートやココアラテアート、ほうじ茶ラテアートなどもできるでしょう。

【用意するもの】

  • 紅茶
  • 牛乳
  • 泡立て器やハンディフォーマー(ミルクフローサー)
  • 爪楊枝や竹串、カクテルピンなどピックになるもの
  • キャラクターの耳や手などに使う、泡をすくう小さなスプーン

【手順】

  1. 牛乳を鍋か電子レンジであたためる
  2. 牛乳の表面に沿って空気が入るように泡立て器を泡立てる
  3. あたためカップに紅茶を入れる
  4. 蓋をして3分蒸らす
  5. ②をスプーンなどですくって入れる
  6. 爪楊枝や竹串などで、フォームドミルクの上に絵柄を描く

きれいなフォームドミルクを作るには

  • 大きい泡を作らない
  • できるだけきめの細かい泡を作る
  • トロリとした泡に仕上げる

ドリンクの上に乗っているふわふわしたフォームドミルクは、ソフトな口当たりが特徴ですよね。
実はこのフォームドミルクはきれいに作ることが難しく、バリスタが始めにぶつかる登竜門だと言われています。
つややかな泡が作れないと、きめの粗いフォームドミルクになってしまい、ドリンクのおいしさも半減してしまいます。

手早く泡立てることができるハンディフォーマーは、100均でも販売されています。
ひとつ用意しておくと、いつでもモコモコの泡を作ることができますよ。
ぜひハンディフォーマーなどを使って、きめの細かいトロリとした泡のフォームドミルクを作ってみてください。
もちろん、スチームノズル付きのエスプレソマシンを使っても、フォームミルクを作ることができます。

ハートの紅茶ラテアートの描き方

紅茶のほかに、40度くらいにあたためたフォームドミルクを入れたピッチャーを用意します。
ハートのラテアートは、ピッチャーを動かすだけで作ることができます。
この、何も使わず(フリー)注ぐ(ポア)方法を、フリーポアと言いますよ。
ピッチャーから注ぐ動きだけで絵柄を描くという、シンプルな技法です。
角度やタイミングなど、慣れないうちはコツを掴むまで練習すると良いでしょう。

  1. 紅茶を濃いめに抽出し、カップの1/3ぐらいまで入れ、カップを斜め45度に持つ
  2. 高い所からフォームドミルクを差し込むように入れる
  3. 液面がカップの7分目くらいにきたら、ピッチャーをカップに近づけて注ぐ
  4. 表面にミルクが浮かんできたらカップを水平にする
  5. 注ぎ口をカップ中央に固定したまま注いでいくと、ミルクが巻き込まれてハートの切れ込みができる
  6. そのままピッチャーを手前から奥に動かし上に持ち上げると、ハートの尖った部分ができる

エッチングで描くラテアートのコツ

液体の動力だけを使うフリーポアでは描けないキャラクターの絵柄などを描けるのが、エッチングラテアートです。
デザインの自由度が高い上に文字なども書けるので、ドリンクにメッセージ性を持たせることができます。
完成度の高いエッチングラテアートを作るコツを、以下にご紹介します。

  • 描きたい絵のイメージを明確にしておく
  • フォームドミルクには、崩れやすくなるのであまり空気を入れない
  • 表面の状態を維持するために、スピーディーに描く
  • できるだけ一息に描く
  • ピックはあまり深くまでさし込まない

3D紅茶ラテアートの作り方

3Dラテアートとは、フォームドミルクを使って立体的なアートを作ることです。
カップのなかから顔を出すかわいい動物やキャラクターが笑みを誘います。
360度、どこから見てもかわいいことも魅力ですよね。
それでは、自宅でも楽しめる3Dラテアートの作り方をご紹介します。

  1. 牛乳を鍋や電子レンジで40~60度にあたためる
  2. 泡立て器で牛乳を泡立てフォームドミルクを作る
  3. カップに紅茶を半分ほど入れ、その上にフォームドミルクを注ぎベースにする
  4. 残ったミルクを1分ほどそのままにし、固いフォームにする
  5. フォームが固くなったらスプーンですくってベースの上にのせる
  6. 作りたい形にフォームを整える
  7. 竹串などのピックを使って、常温にしたチョコレートソースなどで絵を描いて完成

時間が経つとフォームが崩れていきますので、泡が広がらないうちに早めに飲みましょう。

ラテアートのおいしい飲み方

せっかくのアートがほどこされたラテアート。できれば泡を崩さずに、おいしく飲みたいものですよね。飲む時は泡と混ぜて良いのか、迷う方も多いでしょう。

鑑賞して見て楽しんだら、ラテアートはかき混ぜても問題ないですよ。
むしろ早めに飲むことがポイントです。フォームドミルクの泡は長持ちしませんので、時間が経つと口当たりが滑らかではなくなってしまいます。

それにラテアートは、崩してしまったほうがおいしく飲むことができますよ。
泡を崩さなければドリンクは二層に別れたままです。
ドリンク本来のおいしさを味わいたければ、かき混ぜて飲んでも良いのです。

紅茶ラテとミルクティーの違い

紅茶ラテもミルクティーも、材料は紅茶とミルクで同じですよね。
どこがどのように違うのか、と疑問を持った方も多いのではないでしょうか。
この2つには、以下の項目について違いがあります。

  • 紅茶とミルクの状態
  • カロリー

紅茶ラテはティープレッソという濃い紅茶で作られています。
そして泡立てたミルクを使い、味は濃厚でカロリーが比較的高めです。

一方、ミルクティーは紅茶と液体状のミルクが使われています。
味はさっぱりとして、カロリーも紅茶ラテよりは低い傾向があるでしょう。

世界3大紅茶を楽しもう

世界界3大紅茶とは、ダージリン・ウバ・キーマンを指します。
これらは銘柄ではなく、茶葉が収穫される産地の名前です。
インドのダージリン、スリランカのウバ、中国のキーマンとなっています。

ダージリン

ウッディーな香りでやさしい口当たりが特徴です。
緑茶に慣れた日本人にも合う味わいと言われています。
ストレートで飲むのが適していますが、秋摘みの深く濃い味わいのものならミルクティーで味わってみましょう。

ウバ

明るい橙色が特徴のウバは、コクがあり爽やかな渋みがあります。
ウバフレーバーと呼ばれる味と香りは独特です。
ストレートやミルクティーで飲むのがおすすめです。
独特な香りミルクティーにすることでフルーティーに変化します。

キーマン

深い赤銅色で、スモーキーな香りがします。
最高級の茶葉なら、欄の花のような甘い香りがします。
渋みは少なく果実のような甘みがあり、ストレートやミルクティーで飲むのがおすすめです。
ごく少量しか生産されず、最高級品はかなり入手が難しいと言われています。

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