ほっと一息つきたい時などに、紅茶ラテが人気です。
紅茶ラテにはおいしいだけではなく、さまざまな健康効果もあります。
おうち時間が増えた昨今、自宅でもおいしい紅茶ラテを楽しんでみませんか。
この記事では紅茶ラテの作り方や期待される効果、コンビニの人気商品や2杯目を楽しむ方法などについてご紹介します。
紅茶ラテについて
イタリア語で、牛乳を意味する「ラテ」。
「ラテ」と名前の付いたドリンクというと、コーヒーを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ラテにはいろいろな種類があるのをご存知ですか?
カフェラテをはじめとして抹茶ラテにほうじ茶ラテ、ココアラテなどがありますが、近年では「紅茶ラテ」も人気です。
スタバのクラッシクティーラテや、サンマルクカフェの和紅茶ラテがお気に入りという方もいらっしゃるでしょう。
紅茶ラテとは、ティープレッソという濃い紅茶に泡立てたミルクを入れたものです。
入れるミルクには割合があり、フォームドミルク1:スチームミルクと言われています。
フォームドミルクは泡立てたミルク、スチームミルクとは温めた際に泡にならなかったミルクです。
ドリンクを飲む時のミルクの滑らかな口当たりも、紅茶ラテの人気のひとつでしょう。
紅茶ラテの効果
ソフトな飲み心地のほかにも、紅茶ラテには人気の秘密があります。
それは、紅茶とミルクによるさまざまな効果です。
紅茶には健康に良い紅茶フラボノイドや、カテキンやカフェインが含まれています。
これらの成分には抗菌効果や抗酸化作用、脂肪を燃焼させる効果や血圧の上昇を防ぐ効果などがあります。
また、ミルクにはカルシウムやタンパク質などをはじめ、栄養素が豊富に含まれています。
紅茶とミルク、それぞれに含まれる成分により、紅茶ラテには以下のような効果が期待できるでしょう。
- リラックス効果
- 抗菌作用・抗酸化作用
- 血管や心臓の健康を維持する
- 血圧の上昇を防ぐ
- 脂肪の吸収を抑える
紅茶ラテはコンビニでも人気
飲んでおいしく、健康効果も期待できる紅茶ラテは、コンビニでも人気のある商品です。
ここでは、セブンとファミマの紅茶ラテについてご紹介します。
店舗によって在庫状況が異なったり、商品によっては販売期間が終了している可能性もありますのでご了承ください。
なお、ローソンでは2022年現在、紅茶ラテの扱いはないようでした。
セブンの紅茶ラテ
セブンでは紅茶ラテは、「セブンプレミアムティーラテ」と「牛乳屋さんがつくった紅茶ラッテ」が販売されています。
セブンプレミアムティーラテ
- アッサム茶葉を中心に、セイロン・ダージリンなどを配合
- 30%使ったミルクで深いコクがある
- 紅茶の味をしっかり楽しむことができる
- 甘さは控えめ
牛乳屋さんがつくった紅茶ラッテ
東北、関東、甲信越、北陸、東海地方で販売されている、紙パックの紅茶ラテです。
- セイロン茶葉と生乳40%が使用されている
- 香料不使用
- ミルクの深いコクが味わえる
- 甘みは強め
ファミマの紅茶ラテ
ファミマではティーラテと、ホット専用アールグレイラテが販売されています。
ホット専用アールグレイラテは、アフタヌーンティー監修のもと誕生しました。
ティーラテ
- 3種類の紅茶茶葉をブレンド
- 紅茶本来のおいしさと香りが楽しめる
- 甘さと紅茶の味のバランスが良い
- 紅茶の味はやや控えめ
Afternoon Tea監修ホットアールグレイラテ
- 世界3大紅茶のウバ茶40%と、国産牛乳配合
- ベルガモットの香りとウバ茶の風味が楽しめる
- 紅茶の味がしっかりしている
- 甘さとコクは強め
紅茶ラテの作り方
濃厚な紅茶と泡だったミルクがハーモニーを奏でる、おいしい紅茶ラテの淹れ方をご紹介します。
紅茶はリプトンなどのティーバッグでも良いですし、スティックタイプでもOKです。
スティックタイプの紅茶は桃など風味のバリエーションも豊かですので、いろいろなフレーバーで紅茶ラテ楽しむのも良いでしょう。
牛乳の代わりに豆乳を使って、紅茶のソイラテにするのもヘルシーですね。
【用意するもの】
- 紅茶 ティーバッグ2個もしくは茶葉4g
- 牛乳 150cc
- 熱湯 150cc
- 砂糖 お好み
- ミルクフローサーなど泡立て器
【作り方】
- ポットとカップを湯通しして温めておく
- ポットにティーバッグ(茶葉)を入れ、熱湯を注ぎ蓋をして5分蒸す
- 鍋や電子レンジで牛乳を60度まで温める
- ミルクフローサーなど泡立て器で空気を含ませながら、細かな泡ができるまで泡立てる
- カップに紅茶を注ぎ、フォームドミルクを入れる
紅茶ラテアートの作り方
泡立てたミルクに好きな絵柄を描くラテアートも人気ですよね。
コーヒーのイメージが強いかもしれませんが、ラテアートは、紅茶ラテでも楽しむことができます。
ぜひご自宅でもチャレンジしてみましょう。
フォームに絵を描く時に使用するピックは、先が細いものなら身近なもので何でも構いません。
爪楊枝などでも良いですが、amazonなどで販売している「ラテアートピック」があると便利ですよ。
【用意するもの】
- 紅茶
- 牛乳
- ミルクフローサーなど泡立て器
- 爪楊枝や竹串など、ピックになるもの
【作り方】
- ポットとカップを湯通しして温めておく
- ポットにティーバッグ(茶葉)を入れ、熱湯を注ぎ蓋をして5分蒸す
- 鍋や電子レンジで牛乳を60度まで温める
- ミルクフローサーなど泡立て器で空気を含ませながら、細かな泡ができるまで泡立てる
- カップに紅茶を注ぎ、フォームドミルクを入れてベースを作る
- 液面にフォームドミルクを入れ、作りたい形に整える
- 爪楊枝などのピックを使って、チョコソースなどで絵を描く
紅茶ラテとミルクティーの違いについて
茶葉とミルクという同じ原材料で作られている、紅茶ラテとミルクティー。
この2つの違いは何なのか気になった方も多いのではないでしょうか。
紅茶ラテは、高圧をかけて濃く出したティープレッソという紅茶が使われています。
そこに泡立てたミルクが使われているのが、紅茶ラテです。
対してミルクティーは、圧をかけずに抽出された通常の紅茶と、泡状ではない液体のミルクが使われています。
濃い紅茶に泡立てたミルクを入れたものが「紅茶ラテ」、紅茶に泡立てていないミルクを入れたものが「ミルクティー」です。
カロリーは、紅茶ラテのほうがミルクティーよりも比較的高い傾向があります。
紅茶の2煎目を楽しむ方法
2〜3杯目くらいは色が出る紅茶。何杯まで紅茶を抽出して良いのか、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
紅茶の茶葉は基本的に1煎しか使いません。ティーバッグなどでは、1杯目と2杯目では味が均一になりませんし、1杯目で紅茶のおいしい成分は出てしまいます。
では、紅茶の2杯目はまったく楽しむことはできないのかというと、そうではありません。
2煎目や2杯目をおいしく飲む方法もありますので、ご紹介します。
- 残った茶殻と水を入れて冷蔵庫に入れておき、水出し紅茶にする
- ティーポットに2杯分の熱湯を入れ、1つのティーバッグで蒸らし時間を長めにする
- 茶葉が対流しやすいピラミッド型のティーバッグを使う
おいしい紅茶の淹れ方
おいしい紅茶を淹れるには、お湯がポイントになります。
日本の釜炒り茶などはお湯は90度が適温ですが、紅茶の場合は95〜98度の熱湯で、茶葉をジャンピングさせることが大切です。
ジャンピングとは茶葉の上下運動のことで、この動きにより紅茶のうまみがしっかり出ます。
ティーポットへ茶葉を入れ、95〜98度のお湯を一気にポットへ注ぐことで茶葉が浮きます。
あとは蓋をして5分ほど蒸らしましょう。