大切にしていたティーカップが割れてしまった。
もしくは気づいたらヒビが入っていたことはありませんか?
もしも割れたティーカップを捨てようとしているのなら、少しだけ待ってください。
この記事では、割れたティーカップを修復する方法や再利用する方法をあらゆる角度でご紹介します。
そのため、一度最後までご覧いただいてから、割れたティーカップをどうするか決めてみてはいかがでしょうか。
割れたティーカップの行く末
割れたティーカップ、その後の運命は
- 修理、修復を試みる
- 捨てる
- リメイクして再利用する
- 壊れていても欲しい人に売る(譲る)
このように、いろいろな方法があります。
特にお気に入りのティーカップなら、割れたとしても使いたいものですよね。
さらに、ティーカップとしては使えなくても、リメイクすれば、小物入れなどに再利用できます。
また、一般のリサイクルショップなどでは、割れたりヒビの入ったティーカップは買取や引き取りの対象とはなりません。
しかし、希少価値のあるティーカップなら、たとえ割れていても売れる場合もあります。
例えば、廃盤になったウェッジウッドやマイセンなどの人気のティーカップ、または、ヘレンドやノリタケのティーカップなら、メルカリやヤフオクで売れる可能性があります。
割れたティーカップをリサイクル
先ほど、一般のリサイクルショップでは割れたティーカップはほとんどが買取が不可能をお伝えしました。
しかし、リユース目的ではなく、原材料として引き取りをしてくれる活動はあります。
それが、「グリーンライフ21プロジェクト」です。
このプロジェクトは、割れた、もしくは欠けた食器を集めて再生する活動です。
そのため、割れたティーカップは廃棄物ではなく、資源として扱われます。
ただし、回収してもらえる素材は陶器や磁器、炻器などの素材のみなので注意しましょう。
また、再利用された割れたティーカップなどは「Re-食器」として生まれ変わります。
ティーカップが割れた原因を探る
ティーカップは日頃使っていると割れることがほとんです。
その原因は、食洗機にティーカップを置く向きが悪かった。
もしくは電子レンジ非対応のティーカップを、電子レンジで温めてしまった。
その他、食器棚の置き方が悪く、掃除の時に落としてしまったなどが考えられます。
また、電子レンジ対応のティーカップでも経年劣化や小さなヒビがあると割れる可能性もあります。
このように、人の手によるヒューマンエラーの場合と、劣化による場合のどちらも考えられます。
そのため、大切なティーカップは慎重に取り扱う、そして食器棚の収納は落ちないような工夫が必要です。
割れたティーカップをプロの手で修復
夢にまで見て手に入れたティーカップなら、割れた時の悲しみは測りきれません。
このような場合は、修理のプロに割れたティーカップの修復をお願いしましょう。
専門業者に割れたティーカップの修復を依頼する時は、その損傷具合で料金が異なります。
そのため、ちょっとだけフチが欠けた、もしくはヒビ割れなどの修復なら数千円で復活します。
ただし、修理には、金継ぎと呼ばれる技術を使うので、元のデザインにはなりません。
また、粉々に破壊してしまったティーカップの修復はプロでも難しい場合があります。
割れたティーカップを自分で修理
上記でご紹介したプロによるティーカップの修理は、道具と技術があれば自分でもできます。
もしも、自分で修理をするなら、金継ぎのキットを購入する、もしくは、お近くのワークショップを利用する方法がおすすめです。
割れたティーカップの金継ぎは、材料とやり方の流れを理解すればとても簡単です。
そのため、 工作のような感覚で始められます。
このような割れたティーカップを金継ぎするためのキットは楽天やAmazonなどで購入できます。
また、初心者用の金継ぎキットなら、動画解説のDVD付きが便利です。
割れたティーカップを再利用するアイデア
お気に入りのデザインのティーカップなら、お部屋の雰囲気に合ったリメイクで再利用しましょう。
まずは割れたティーカップのカケラが残っているなら接着剤などで修復しておきます。
修復カ所を上手に隠し、花を飾れば、フラワースタンドに生まれ変わります。
また、カケラが残っていない場合は、破損カ所に補修テープを貼っておきましょう。
次に、ティーカップが粉々に割れた場合です。
このように接着剤での修復が難しい場合は、そのままの破片をタイルとして使いましょう。
割れたティーカップをタイルとして使うには、タイル用の接着剤とセメントを用意します。
さらに、ベースとなるコースターやトレーにお好きな形で貼り付けます。
このような方法は、色使いによっては北欧風のデザインに。
もしくはポップな色を使えばかわいいデザインにできます。
このように、割れたティーカップはアイデア次第でさまざまな使い道があります。
ソーサーだけを再利用する方法
ティーカップにはセットでソーサーが付いています。
そのため、割れたティーカップが修復不可能な場合、ソーサーだけが残ります。
このような時は、そのままお菓子用のお皿として使う方法が便利です。
その他には、ソーサーに芝生のシールなどを貼り付け、小さい人形などを置きます。
さらに、さまざまな装飾をすると、ミニチュアガーデンが出来上がります。
割れない(割れにくい)ティーカップも選択肢の一つに
小さなお子様がいるご家庭なら、割れたティーカップはとても危険です。
そのため、割れる心配の少ないティーカップを選択するのも方法のひとつです。
まず、雰囲気を大切にするなら、強化ガラス製や木製、銅製を。
軽くて扱いやすいティーカップならメラミン製がおすすめです。
おすすめの割れにくいティーカップセット
強化ガラスで人気のフランスのメーカー、デュラレックス。
デュラレックスが独自に開発した技術で、通常の2倍の耐衝撃性のある食器が人気です。
その中でもデュラレックスのジゴンシリーズ「マグカップ&ソーサーセット」はとてもおすすめです。
このセットは、耐衝撃だけではなく、耐熱性も備えているので、あらゆるシーンで使えます。
割れたティーカップの捨て方
ティーカップに限らず、割れた食器を捨てる時は、各自治体で定められたルールで捨てましょう。
割れたティーカップの種類にもよりますが、ほとんどの場合は燃えないゴミ。
もしくは不燃ゴミ、埋め立てゴミとして捨てるのが一般的です。
さらに、割れたティーカップを処理する時は、破片などで手にケガを負う可能性があります。
そのため、割れたティーカップを扱う時は、手袋などで手を保護しましょう。
また、割れたティーカップをきっかけに増え過ぎてしまった食器を見直すのも良いでしょう。
特に、汚れや黄ばみの取れない食器などは、割れたティーカップと同じタイミングで捨てるとすっきりします。
まとめ
割れたティーカップは損傷の具合によっては修復や修理をすると再利用できます。
その方法は、ティーカップとして使い続けるなら金継ぎを。
インテリアとして使うなら、接着剤などでリメイクしましょう。
しかし、修理ができないものは諦めて捨てるしかありません。
その場合は、自治体の指示に従い、ゴミとして捨てましょう。