【ダージリン・紅茶のシャンパン】味や特徴とおすすめ商品23選

:2024/02/25

【ダージリン・紅茶のシャンパン】味や特徴とおすすめ商品23選

世界三大紅茶のひとつ「ダージリン」
紅茶と言えばダージリンが思い浮かぶほどメジャーな紅茶です。

この記事では、ダージリンの風味や歴史、そしてアールグレイとの違いについてご紹介します。
また、ダージリンでおすすめの紅茶メーカーや商品、さらに美味しい淹れ方についてもお伝えします。

ダージリンは紅茶のシャンパン

世界三大紅茶の一つ、ダージリン。
その水色は他の紅茶よりも薄いですが、独特の風味が特徴です。
このような香りや色のイメージから紅茶のシャンパンと称されています。

インドが産地のダージリンは、東ヒマラヤ山麓に位置するダージリン地方で栽培されています。

ダージリンは季節で味が変わる

ダージリンが栽培されている農園は、標高が2,000mの高地です。
また、急な斜面が多いため、直射日光と夜の低温の寒暖差が生じます。
この気候により、同じダージリンでも収穫時期によって味や香りが変わります。
そのため、いつダージリンを飲むかによって味の変化を楽しめます。

【ダージリンの収穫時期】

  • ファーストフラッシュ
    1番摘みと呼ばれ、3〜4月に収穫されます。淡いオレンジ色をした若々しさを感じる紅茶で、収穫量が少ないため、高い価格で取引されます。
  • セカンドフラッシュ
    2番摘みと呼ばれ、5〜6月に収穫され、クオリティーシーズンと呼ばれています。収穫期の中で1番バランスの良い味や香りで、マスカットのような香りがします。
  • オータムナル
    秋摘みと呼ばれ、10〜11月に収穫されます。茶葉が厚く、渋みの多い味わいで、濃い色の紅茶が楽しめます。

ダージリンの豆知識

紅茶のダージリンという名前は、インドのダージリンという地名が由来しています。
その紅茶栽培の歴史は、隣国のネパール、そしてイギリスの支配を経て始まりました。

イギリスに支配されたインドのダージリンは、東インド会社の領地となります。
その後、紅茶の生産量を増やし、現在ではダージリンに住む多くの方が農園従事者となっています。

ちなみにダージリンが栽培されている農園で地名度の高さを誇る茶園は「キャッスルトン茶園」です。
なぜ有名なのかは、どうやら日本が関係しているようですよ。
ご興味のある方は、深掘りして調べてみてはいかがでしょうか。

インドのダージリンは、西ベンガル州の街で、ヒマヤラの麓にあります。
地図上では、ネパールとブータン、バングラデシュに挟まれる場所に位置しています。

世界で収穫される紅茶の種類

紅茶は世界各国で栽培され、その産地により味や香り、銘柄が異なります。

その中でも、インドのダージリン、スリランカのウバ、そして中国のキーモンは世界三大紅茶と呼ばれています。
この他にも、インドではアッサム、スリランカではヌワラエリアなどが栽培されています。
また、茶葉の生産はこのような国にとどまらず、日本やインドネシアなどでも栽培されています。

ちなみに紅茶の名前で良く耳にする、セイロンティー。
この紅茶は、銘柄名ではなく、スリランカの紅茶の総称を意味します。

知っておくと便利な紅茶の等級

市販の紅茶などを購入すると目にする、「BOP」や「OP」の文字。
いったい何を意味するのか疑問に思った方も多いのでは?
この表記は、紅茶の等級を意味します。
そこで、紅茶の等級がわかりやすいように、一覧でご紹介します。

  • オレンジペコー
  • ブロークンオレンジぺコー
  • ブロークンオレンジペコーファニングス
  • ダスト

この等級は茶葉の大きさによって分けられている他、使われるタイプが違います。
特に、市販品として使用されているのが「BOP」と表記されるブロークンオレンジぺコー。
そして高級なティーバッグに使われるのが、「BOPF」と表記されるブロークンオレンジペコーファニングスです。

ダージリンとアールグレイの紅茶の違い

紅茶を購入する際に見かける紅茶の銘柄や、パッケージの商品名。
ダージリンやアールグレイなどさまざまな名前で表記されています。

ダージリンとアールグレイ、どちらも紅茶の銘柄のような名前ですが、大きな違いがあります。

その違いとは、茶葉の名前か、紅茶の名前かです。
ダージリンと呼ばれるはダージリン地方で栽培された茶葉の名前です。
一方、アールグレイは、茶葉に香りをつけて作られて紅茶の名前です。
そのため、アールグレイは正確にはフレーバーティーの名前と言えます。

アールグレイの名前は、かつてのイギリスの宰相チャールズ・グレイ男爵が由来です。
紅茶が好きなグレイ男爵は、中国からのお土産で独特なフレーバーの紅茶を知り、とても気に入ります。
その後、グレイ男爵から依頼を受けたイギリスのメーカーがそれを再現したことでこの名がつきました。

ダージリンでおすすめの紅茶ブランドと商品

ダージリンは多くのメーカーやブランドから販売されています。
そのため、何を買ったら良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ブランドやメーカー別のおすすめのダージリンを種類別にご紹介します。

茶葉(リーフ)のおすすめ9選

茶葉から抽出する紅茶は、リラックスタイムや大事なお客様用におすすめです。

  • リプトン「サー・トーマス・リプトン ダージリンティー」
  • ミントン「ミントンティー ダージリン」 
  • ウェッジウッド「マハラジャ ダージリン」
  • マリアージュフレール「プリンストン ファーストフラッシュ」 
  • ウィッタード「ダージリン キャディ」
  • ハロッズ「No25 ダージリン」
  • ロンネフェルト「ダージリン スーパーファイン」
  • フォートナム アンド メイソン「ダージリンBOP」
  • リッジウェイ「ダージリン」

茶葉の紅茶は、缶入りのものや、袋入りのものなどがあります。
中でも黒色の高級感のあるマリアージュフレールの紅茶缶やウェッジウッドのスカイブルー色の紅茶缶は、飲み終わった後のインテリアとして活躍します。

ティーバッグのおすすめ8選

お湯を入れるとすぐに飲めるティーバッグは、忙しい朝や仕事の合間に便利です。

  • トワイニング「ダージリン」
  • エスビー食品「フォション紅茶ダージリン」
  • アーマッドティー「ダージリン ティーバッグ」
  • 国大楼「アバンス ダージリン紅茶三角TB」
  • CO・OP「紅茶TB ダージリン セカンドフラッシュ」
  • ニナス「Royal box for tea ダージリン/ティーバッグ缶」
  • ロイヤルウォルトン「三角ティーバッグ」
  • ハムステッド「有機ダージリン」

オーガニックのおすすめ3選

原材料や製造過程にこだわる方は、オーガニック紅茶がおすすめです。

  • ひしわ「有機ダージリン紅茶」
  • エヌハーベスト「有機ダージリン紅茶」
  • 日東紅茶「オーガニック紅茶 ダージリン」

リキッドのおすすめ3選

リキッドタイプの紅茶なら、冷蔵庫で冷やしてすぐに飲めます。

  • 三井農林「ホワイトノーブル Cold Brew Tea ダージリン・ファーストフラッシュ」
  • ホーマー「紅茶 ダージリン」
  • GSフード「ダージリンティー 無糖」

紅茶やダージリンの種類が豊富なお店

ダージリン紅茶は、お近くのお店、またはネット通販で購入できます。
そこで、ダージリンの種類を豊富に取りそろえるお店をピックアップしてみました。

カルディ

コーヒーの銘柄が豊富で世界各国の食材がそろうカルディ。
もちろん紅茶の種類もさまざまでダージリンの取り扱いもあります。
カルディで購入できるダージリンは「ジャンナッツ ダージリン」や「ティーファンタジー ダージリン」が人気です。
さらに、ジャンナッツのブラックシリーズのプレミアムダージリンなら、ティーバッグと茶葉の2種類から選べます。

成城石井

とにかく食品の種類が豊富な成城石井は、紅茶の取り扱いもたくさんあります。
先ほどご紹介した、マリアージュフレールを始め、アーマッドやフォション、ハムステッド、トワイニング、ホーマーなどの取り扱いがあります。
また、成城石井のオリジナル紅茶も人気で、ダージリンの他、ダージリンを使用したチョコレートも人気です。

ルピシア

お茶の専門店ルピシアなら、ダージリンだけでも数十種類と豊富で、毎回違う風味が楽しめます。
中でもバイヤーおすすめのダージリンは、完売必至なので早めの購入がおすすめです。
また、ルピシアではギフトセットも人気があり、誕生日祝いや母の日などに利用される方が多くいます。

えいこく屋

オリジナルブレンドの他、世界各国から輸入した紅茶がそろうえいこく屋。
茶園にこだわった紅茶や、オーガニックの紅茶を取りそろえています。
特に、市販ではなかなか手に入らないダージリンは、いつもと違う風味が味わえます。

花水木

オリジナルブランドの紅茶が人気の花水木は、紅茶の他にスイーツも人気です。
花水木で注目すべきダージリンは、先ほど少し触れたキャッスルトン茶園のファーストフラッシュを取り扱っているところです。
キャッスルトン茶園のダージリンは数量限定なので、見つけたら即買うのがおすすめです。

紅茶を格安で買うなら

少しでも安い価格で紅茶を購入するなら、お近くのスーパーやイオンのPBのトップバリュ商品、そしてコストコがおすすめです。

トップバリュの「フェアトレード ダージリン紅茶 ティーバッグ」は、価格が低く、品質が高いと評判です。
また、コストコなら、有名紅茶ブランドのダージリンが大容量で手に入ります。

また、ネット通販なら、価格や口コミを参考にしながらダージリンを比較できます。
さらに、タイミングや金額によっては送料無料で購入できます。

カフェでダージリンを飲んでみる

カフェやホテルのラウンジなどでは、その店独自のこだわりで紅茶を提供している場合もあります。
そのため、一般的に市販されていない紅茶でもカフェやホテルなら味わえる可能性があります。
特に紅茶にこだわっているお店なら、紅茶メーカーの名前や銘柄をホームページなどの表記していますので参考にしてみましょう。

また、コーヒーで有名なスタバやコメダ珈琲でも、紅茶を楽しめます。

ダージリンをギフトで送るなら

大切な方へダージリンを始めとした紅茶を贈るなら、紅茶専門店、もしくはデパートなどを利用すると便利です。

紅茶にこだわりのある方なら、紅茶専門店のおすすめセットを。
また、老舗デパートの高島屋のギフトなら、おしゃれなパッケージのフォションの紅茶セットが贈れます。

このようにギフトを贈る相手によって、購入するお店を選択すると、とても喜ばれます。

紅茶のおいしい淹れ方でダージリンを楽しむ

紅茶を1番おいしく淹れる方法は、パッケージに記載されているお湯の量や抽出時間を守ることです。
なぜなら、紅茶の種類によって、その淹れ方が微妙に異なるからです。

そこで、今回はダージリンにおすすめのストレート紅茶の淹れ方をご紹介します。

ダージリンの淹れ方

【茶葉の場合】

  1. ティーポットとカップを温めておき、水道水を沸騰させます
  2. ティーポットに茶葉を入れ、熱湯を注ぎフタをします
  3. 約3分抽出させ、最後にポットをひと回ししてカップに注ぎます

【ティーバッグの場合】

  1. カップを温めておき、水道水を沸騰させます
  2. カップにティーバッグを入れて、熱湯を注ぎソーサーなどでフタをします
  3. 抽出後はティーバッグを取り除きます

紅茶やお湯の量は、お好みで調節しましょう。
また、お好みで砂糖やはちみつ、ミルクを加えて楽しむ方法もおすすめです。
さらに、スパイスなどをプラスしてチャイにするといつもと違う紅茶が味わえます。
ただし、ダージリンはレモンを入れるとその独特の風味が失われる可能性があります。
そのため、レモンを入れる時は、アイスティーにする方法が良いでしょう。

ダージリンの効能や効果

ダージリンのみならず、紅茶にはたくさんの成分が含まれています。
その代表的な成分はカフェインやタンニン、カテキンなどです。
これらの成分は、眠気を防いだり、抗酸化作用や美容効果が期待できます。
また、ストレートで淹れた紅茶はカロリーがゼロなので、ダイエットにも向いています。

ただし、カフェインは1日の摂取量の上限があるので、取り過ぎには注意です。
また、妊婦の方やお子様が紅茶を飲む場合は、カフェインの入っていない、もしくは少ない紅茶がおすすめです。
カフェインの少ない紅茶は、カフェインレス、またはノンカフェイン紅茶として販売されています。

そして暑い夏にぴったりな水出し紅茶。
氷を入れれば冷たいドリンクとして楽しめます。
水出し紅茶は、普通の紅茶をお湯で抽出して冷やせばOKです。
または、水出し専用の紅茶も売られていいるので、そのような紅茶を利用すると便利です。
だだし、熱湯で抽出するタイプの紅茶は、水出し用には作られておらず、水出し紅茶を作る時は「水出し用」と表記されているものを使いましょう。

紅茶の賞味期限

一般的に未開封の紅茶なら、約1〜3年の賞味期限があります。
ただし、開封をした場合は、開けた瞬間から劣化が進むので早めに飲み切りましょう。

また、購入したダージリンの味や香り(匂い)が苦手でなかなか消費できない場合は、アレンジをして飲むと良いでしょう。
例えば、ソーダやリキュールで割る、もしくはお菓子作りに利用するのもひとつの方法です。
また、紅茶と砂糖を煮詰めて紅茶シロップにする方法も便利です。
紅茶シロップは、ホットケーキやアイス、またはプリンにかけて食べると一味違う味わいが楽しめます。

ダージリンでアフタヌーンティーを楽しむ

紅茶のシャンパンと呼ばれるダージリンは、優雅なアフタヌーンティーに良く合います。
本格的なホテルのアフタヌーンティーとまではいかなくても、お菓子を添えるだけで雰囲気は出ます。

ダージリンにおすすめのお菓子は、スコーンやマカロン、クッキーなどです。
この他にはフルーツ入りのパウンドケーキや、紅茶のシフォンケーキもおすすめです。

さらに、アフタヌーンティーを盛り上げるなら、紅茶の香水やハンドクリームはいかがでしょうか。
紅茶の香りのする香水ならトミーガール、ハンドクリームならジルスチュアートがおすすめです。

まとめ

以上が紅茶のシャンパン、ダージリンのご紹介でした。

ダージリンは世界三大紅茶のひとつとされるだけあり、バランスの取れた紅茶です。
そのため、多くの紅茶ブランドのダージリンをいろいろと楽しめます。

また、ダージリンの淹れ方や楽しみ方を知れば、もっとダージリンが好きになるでしょう。

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