水と紅茶があればいつでも手軽に作ることができる「水出し紅茶」には、実は含まれるカフェインが少ないという大きなメリットがあります。
そこでここでは、水出し紅茶のカフェイン量やおいしいカフェインレス水出し紅茶、ノンカフェインのおすすめ水出し紅茶についてご紹介します。
併せてカフェインが少ない水出し紅茶のおいしい入れ方についてもお伝えしているので、おいしくてからだにもやさしい水出し紅茶を楽しむための参考にしてください。
水出し紅茶のカフェインとは
紅茶には、通常の熱湯を使って入れる方法と、水を使って紅茶を抽出する水出し紅茶があります。
水出し紅茶は、お水と紅茶のティーバッグまたはリーフタイプの茶葉を容器に入れて、冷蔵庫に一晩置くだけで完成します。
抽出にかかる時間はおよそ8時間が目安とされており、水と紅茶があれば手軽に作ることができるのが魅力です。
そんな水出し紅茶にはメリットがあり、その一つがカフェインが通常の紅茶より少ないことが挙げられます。
それは、熱湯を使って紅茶を入れることで茶葉からカフェインが抽出されるためで、熱湯を使わず水で入れる水出し紅茶なら、カフェインの量を抑えることができるためです。
カフェインをあまりとりたくない方や、食事と一緒にたくさんの紅茶を楽しみたいという方にも水出し紅茶はおすすめです。
カフェインが少ないため夜や就寝前など飲む時間帯を気にする必要がないのも嬉しいですね。
またカフェイン以外にも渋みや苦みを抑えてくれ、優しい味わいを楽しめるほか、紅茶に含まれるテアニンが水出しのほうが多く抽出されるというデータもあり、リラックス効果も高まるという点も◎です。
水出し紅茶のカフェイン量
では、水出し紅茶の具体的なカフェイン量はどのくらいなのでしょう。
市販されている一般的な水出し紅茶ティーバッグの場合、カフェイン量は100mlの水出し紅茶に約12mg、200mlで約24mg程度とされ、熱湯で入れる通常の紅茶に比べぐっと少なくなっていることがわかります。
和紅茶も水出しするとカフェインの量を抑えることができますし、煎茶の水出し用ティーバックでもカフェイン量は水出し紅茶と同量程度まで減らすことができます。
妊娠中の方など、カフェインを控えたいという方でも、これなら1日にコップ6~7杯程度飲んでもOKな量になります。ちなみにお子さんなら1日コップ2~3杯までにしましょう。
ほうじ茶や烏龍茶も同様に水出しならカフェイン量は少なくなります。
おいしいカフェインレス水出し紅茶
カフェインレス紅茶は、ほとんどカフェインが含まれていない紅茶のことで妊婦さんや就寝前のリラックスタイムにも安心して飲むことができます。
「トワイニング」や「リプトン」、「辻本珈琲」などかならもストロベリーやバニラなどの華やかなフレーバーが楽しめるカフェインレスティーが販売されているので、下で紹介するおいしい入れ方で水出し紅茶を味わってみてはいかがでしょう?
「楽天」や「amazon」などの通販サイトでもさまざまな種類のカフェインレス紅茶の取り扱いがあるので、ぜひ一度チェックしてみてください。
きっとお気に入りが見つかるはずですよ。
ノンカフェインのおすすめ水出し紅茶
カフェインの含有量0.00gの水出し紅茶なら世界のお茶の専門店「ティーブティック」の『やさしいデカフェ紅茶 水出し』がおすすめです。
フレーバーは、香り高くファンの多いアールグレイをはじめアップルや瀬戸内レモン、トロピカル、マスカットもそろいます。
水出しは容器にティーバッグを1袋と水を500ml入れ、フタをして冷蔵庫で4時間抽出するだけ!これならマグボトルに入れておくだけでおいしい水出し紅茶を味わうこともできます。
この『やさしいデカフェ紅茶』シリーズには、水出し専用ではないもののピーチやローズ、オレンジやベリーミックスもラインナップされているので、自分で水出しにして飲むのももちろんOKです。ぜひお試しください。
大人気のお茶専門店「ルピシア」の『ジャルダン ソバージュ』も無発酵のルイボスティーとグリーンルイボスに、マンゴーとシトラスで香りをつけたノンカフェインの紅茶です。
ミネラルを豊富に含み吸収されやすく、飲みやすいので水出しアイスティーでもおいしくいただけます。
カフェインが少ない水出し紅茶のおいしい入れ方
カフェインが少なくからだに優しい水出し紅茶、せっかくならよりおいしく入れて楽しみたいですよね。
最後にここでは、水出し紅茶をよりおいしく入れる方法をご紹介します。
準備するもの
- 紅茶のティーバッグまたは茶葉 15g程度
- 水 1リットル
- フタつきの清潔なボトル容器
作り方
- ボトルに水と紅茶を入れます。
- 冷えた水または、容器に氷を8~10個程度入れて冷水にすると香りやおいしさがさらに増すので、冷水または氷を入れて冷蔵庫に入れておきます。
- 抽出時間の目安は約8時間なので、8時間経ったら完成です。完成後は冷蔵庫で保管し、24時間以内に飲み切るようにしてください。
さらに本格的に楽しみたいなら、熱湯で茶葉を5分程度かけて開かせてから冷水を足して同じく8時間ほど冷蔵庫で保管する方法もおすすめです。
2リットルの場合は、茶葉を倍にして、500mlなら半分にするなど調整してください。抽出までに時間はかかるものの、水だけで簡単にできてカフェインもオフできる水出し紅茶をぜひお楽しみください。