リプトン紅茶など、水筒に紅茶を入れて出先で飲んだ時、「味が落ちている」と感じたことはないでしょうか？
この記事では、水筒に入れた紅茶の味が落ちる理由や、美味しい入れ方や注意点などについてまとめました。
リプトン紅茶を美味しく入れることができるおすすめの水筒や、外出先で紅茶をおいしく飲むためのポイント、水筒をいつもきれいに保つ洗い方などもご紹介します。
リプトンの紅茶を長時間水筒に入れておくと味が落ちる？
水筒やタンブラーなどにお気に入りの飲み物を入れて、外出先でも水分補給している方は多いでしょう。
中でも紅茶にはカフェインが含まれているので、気分をスッキリさせたい時などに愛飲している方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、自宅で入れたリプトンなどの紅茶を水筒に入れて出先で飲もうとすると、味が落ちて紅茶の色が濃く変色しているケースがあるようです。
紅茶の味に特にうるさい方でなくても、せっかく家で用意してきたお気に入りの紅茶の味が変わり、色も変わっていたとしたらガッカリしてしまいますね。
このようなことがなぜ起こるのでしょうか。
また、そもそも水筒に紅茶を入れても良いのでしょうか。
ステンレス製の水筒にリプトンの紅茶を入れても良い？
内側にサビや傷がなければ、ステンレス製の水筒にリプトンの紅茶を入れても、味や色に大きな影響を与えることはありません。
ただし、レモンティーやミルクティーは入れることができません。
なぜかと言うと、レモンティーのレモンの酸により、ステンレスと反応して腐食することがあるからです。
ミルクティーの場合は、乳成分の変質によりガスが発生して蓋が開かなくなったり、中身が漏れることがあります。
そのほか、ソーダやコーラなど炭酸飲料も、ステンレス製の水筒に入れてはいけません。
振動などで炭酸飲料から二酸化炭素が抜けるので、水筒内の圧力が高くなって中身が吹き出したり、蓋が開かなくなったりする場合があります。
水筒の持ち込み先で思わぬトラブルに見舞われないためにも、水筒の説明書をよく読んで利用しましょう。
リプトンなどの紅茶を水筒に入れると味が落ちる理由
レモンティーやミルクティー以外であれば、リプトンの紅茶をステンレス製の水筒に入れても問題ないことをご説明しましたが、味や色が変わってしまうのはなぜなのでしょうか。
紅茶を長時間水筒に入れておくとまずくなってしまう理由には、酸化が関係しています。
お茶は酸化で味が落ちる
紅茶の味が長時間水筒に入れておくことで風味が落ちてしまうのは、中のドリンクが酸化してしまうことが挙げられます。
リプトンの紅茶に限らず、お茶には酸化しやすい性質があるのをご存じですか？
魔法瓶などの水筒にお茶を長時間入れておくと、保温熱と酸素によってお茶の酸化が促されます。
温度が高く酸素に触れる時間が長いほど、酸化の進み方が速くなり、酸化が進むと、お茶の味はとても渋くなり、色も濃くなってしまいます。
リプトンなどの紅茶が酸化するとどうなる
紅茶に含まれるタンニンも、酸化することにより風味が落ちて渋みが増してしまいます。
紅茶が酸化すると、以下のような変化が起こるでしょう。
- 香りが弱まる
- 渋みが強くなる
- えぐみや雑味が増す
- 色が濃くなる
リプトンの紅茶を水筒に入れて美味しく飲む方法
水筒に入れた紅茶の味が落ちてしまうのは、保温熱や酸素によりお茶の酸化が進むことでした。
酸化という原因を解消できる飲み方をすれば、外出先でもリプトンの紅茶を美味しく飲むことができるでしょう。
ここからは、リプトンの紅茶を水筒に入れて美味しく飲む方法をご紹介します。
アイスティーにする
酸化による味の変化を気にせずリプトンの紅茶を味わいたいなら、アイスティーがおすすめです。
冷水を使うアイスティーなら、リプトン紅茶の酸化を抑えることができます。
お湯で抽出するよりも、アイスティーはカフェイン量や渋みの割合が少なく抽出されますので、甘みを感じるまろやかな味わいを楽しむことができます。
手軽な作り方でアイスティーを楽しみたい方は、水出し用のアイスティーがおすすめです。
水筒にティーバッグを入れておくだけで、簡単に美味しいアイスティーを作ることができます。
リプトンでは、水出しアイスティーのティーバッグがいろいろ販売されています。
フレーバーも豊富に取り扱っていますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
お湯とティーバッグを用意しておく
保温熱が紅茶の酸化を促すとご説明しましたが、外出先でも温かいリプトンの紅茶を飲みたい場合はどうすれ良いのでしょうか。
ホットの紅茶が好きな方は、外出先でもお湯と紅茶を用意しておくのがおすすめです。
水筒に作った熱い紅茶を入れておくのではなく、水筒に熱湯を入れておき、飲む時に紅茶のティーバッグを入れると、作りたての美味しいホットティーを楽しむことができます。
リプトンの紅茶を美味しく飲むことができるおすすめの水筒
タンブラー機能が付いた水出し用水筒や、茶葉をろ過できる茶こし付き水筒を使えば、外出先でも本格的な紅茶の味を楽しむことができます。
持ち運びやすさを重視するなら軽量タイプ、たっぷり飲みたいならサイズの大きい大容量タイプ、飲みやすさを重視するならストロー付きタンブラーなどがおすすめです。
また、水筒の素材選びもニーズに合わせることが大切です。
保温や保冷機能や耐久性を重視するならステンレス製、おしゃれなものならガラス製、コスパ重視で安い値段のものをお探しならプラスチック製と、素材もいろいろありますのでご自分の使い方に合ったものを選びましょう。
ここでは楽天市場やランキングサイトなど、通販サイトで口コミ評価が高い人気アイテムをご紹介します。
なお、価格はサイトによって違いがある場合があります。
購入する際は複数のサイトに目を通して、最安値で売っている場所などを探してみるのもおすすめです。
ハリオ フィルターインボトル
茶こしフィルター付きの水出し茶ボトルです。
お茶を作ってそのまま注ぐことができ、洗うのも簡単です。
素材は本体は耐熱ガラス製、注ぎ口はシリコーン製で注ぎやすくなっています。
| 容量 | 750ml |
| サイズ | 直径8.7cm、高さ30cm |
| 素材 | 本体：耐熱ガラス 注ぎ口：シリコーンゴム フィルター：ポリプロピレン |
| カラー | オリーブグリーン、レッド、ショコラブラウン |
ONEISALL ガラス水筒
茶こし付のおしゃれでかわいい耐熱ガラス製の水筒です。
ステンレス製フィルターの茶こしが付いているので、紅茶をいつでも楽しむことができます。
透明感のあるガラスが美しいので、ドリンクと一緒に果物などを入れるのもおすすめです。
ブラシもセットになっているのでお手入れも簡単です。
| 容量 | 600ml |
| サイズ | 直径7.5cm、高さ22.5cm |
| 素 材 | 本体：ホウケイ酸ガラス フィルター：ステンレス |
NEXLINE（ネクスライン） ガラスウォーターボトル
持ち手のカバーのカラーは、ブラックとデニムの2種類から選ぶことができる、おしゃれな茶こし付き耐熱ガラスボトルです。
食洗機に対応しています。
| 容量 | 450ml |
| サイズ | 直径5.7cm、高さ約25cm※突部含む |
| 素材 | 本体：耐熱ガラス 注ぎ口：シリコーンゴム フィルター：ポリプロピレン |
| 重量 | 約310g |
Vitantonio （ビタントニオ） ツイスティープラス
ボトルをひねると茶葉の濃さを調節できる便利な茶こし付きタンブラーです。
二重構造のボトルのため、持っても手が熱くなりません。
| 容量 | 400ml |
| サイズ | 直径6.7cm、高さ21.5cm |
| 素材 | 本体：トライタン フタ/ ポリプロピレン フィルター：ステンレス |
| 重量 | 約345g |
shasta シャスタ ティーボトル
ポリエチレン製のバンドが付いているため、熱いドリンクを入れても持ちやすい、スタイリッシュな茶こし付きティーボトルです。
クリアな耐熱ガラス製で、紅茶などの美しいドリンクの色を楽しむことができます。
| 容量 | 420ml |
| サイズ | 直径6.3cm、高さ24cm |
| 素材 | 本体：耐熱ガラス フィルター：ステンレス |
| 重量 | 400g |
紅茶を入れた水筒をきれいに洗う方法
水筒に紅茶を入れて使っていると、水筒に茶渋が付きますよね。
茶渋の種類や量にもよりますが、軽いものなら重曹やクエン酸できれいに洗うことができます。
洗い方は簡単で、水筒に水と重曹またはクエン酸を入れて蓋をして、上下に振って1時間ほど放置するだけです。
1時間ほど経ったら中身を捨ててよくすすぎましょう。
そのほかにも汚れを落とす方法もありますが、注意したいのは、漂白剤の使用です。
汚れがひどい場合には、漂白剤を使用することもあるかもしれません。
漂白剤を使って茶渋を落としたい時は、塩素系漂白剤ではなく、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使うようにしましょう。
塩素系漂白剤を使うと、メッキや塗装が剥がれる可能性があるので注意が必要です。
また、パッキンや茶こしが汚れていてもドリンクの味が落ちます。
パッキンや、ろ過機能を果たしている茶こしも外してきれいに洗うと、中に入れるお茶もより美味しくなるでしょう。
まとめ
水筒に入れた紅茶の味が位置ていると感じる主な理由は、酸化が原因でした。
出先でも水筒で美味しい紅茶を飲むには、アイスティーとして飲むか、お湯と茶葉を持参することもおすすめです。
また、水筒をきれいな状態にしていると、より紅茶も美味しくなります。
パッキンや茶こしも外してしっかり洗い、水筒はいつも清潔な状態を保ちましょう。
