コーヒーと紅茶は入れる温度が違う-美味しく入れる温度やコツ

:2024/02/06

コーヒーと紅茶は入れる温度が違う-美味しく入れる温度やコツ

コーヒーや紅茶を入れるときにお湯の温度を気にしたことはありますか?
コーヒーや紅茶は使うお湯の温度によって味が異なります。

そこで、この記事ではコーヒーや紅茶は入れる温度で味が変わることについてや、入れるのに適した温度、飲むのに適した温度についてご紹介します。

温度を下げずに入れるコツや温度だけでなく水質も重要なことをご紹介します。
ぜひ参考にして、美味しいコーヒーや紅茶を入れましょう。

コーヒーや紅茶は入れる温度で味が変わる

コーヒーや紅茶、お茶などを入れるときにお湯を使いますが、このとき使うお湯の温度で味が変わります。
どのような味の変化があるのか、気になるところですよね。
そこで今回は、お湯の温度によって味にどのような影響があるのかを詳しくご紹介します。

コーヒーの味に変化があるのは、苦味と酸味です。
苦味は高い温度で抽出されやすく、温度が低くなると酸味が出やすくなります。

好みで温度を変えることができますが、沸騰したての熱すぎるお湯で入れると、雑味まで抽出されるので注意が必要です。

また、紅茶はお湯の温度によって苦味と渋みが変わり、苦味や渋みはカフェインやタンニンが関係します。
カフェインやタンニンは高い温度で抽出されるため、高い温度で抽出した場合、苦味や渋みのある紅茶が楽しめるのです。

反対に、冷たい水で抽出すると、渋みや苦味が少ないさっぱりとした紅茶が楽しめます。

コーヒーや紅茶を入れるのに適した温度

コーヒーや紅茶を入れるときに、「高め」「低め」と言われても、どのくらいの温度なのかわからない人も多いのではないでしょうか。
目安はあるのでしょうか。

コーヒーを入れるのに適した温度は、80度~95度です。
苦味のあるコーヒーが好みなら、90度~95度の高めの温度で入れ、酸味のあるコーヒーが好みなら、80度~85度の低い温度で入れましょう。
バランスのよいコーヒーを入れたいなら、85度~90度がおすすめです。

また、美味しい紅茶を入れるのに適した温度は95度~98度です。
紅茶は茶葉を上下に動き回らせることで美味しく抽出できます。
この上下の動きを「ジャンピング」と言い、お湯の中の酸素と温度が重要になります。

お湯を入れたときの勢いによって茶葉が動くわけではなく、熱対流によって茶葉を動かすので、高い温度が必要になります。

ただし、紅茶には水出しの茶葉もあり、水の中に入れておくだけで作れ、一度作れば一日中紅茶が飲めます。
水出し紅茶は成分がゆっくり水に溶けるため、抽出に時間がかかります。
商品によって異なりますが、目安は8時間です。

コーヒーや紅茶を飲むのに適した温度

コーヒーや紅茶をいれるのに適した温度についてご紹介しましたが、この温度のまま飲もうとすると、熱すぎてやけどしてしまいます。
飲むのに適した温度はどのくらいなのでしょうか。

コーヒーは、68度~70度くらいが適温とされています。
60度以下になると苦味が強く感じられ美味しくなくなってしまいます。

また、紅茶は60度~70度くらいが適温とされています。
高い温度だと風味や味を感じにくくなります。
少し冷まし、安全に飲める温度にしてから飲むのがおすすめです。

ただし、ミルクや砂糖をいれるときには注意が必要です。
ミルクや砂糖をいれると温度が下がり、ぬるいコーヒーや紅茶になってしまうことがあります。

ミルクや砂糖を混ぜるなら、高めの温度で抽出し温度が下がりすぎないよう気をつけましょう。

温度を下げずに入れるコツ

コーヒーや紅茶を美味しく入れるために、お湯の温度を下げないことが大切です。

コーヒーを入れるには、ドリッパーやサーバーなどの抽出機器を使いますし、紅茶を入れるときはティーポットを使います。

このまま使うと、お湯の温度が下がるので、使う機器は必ず湯通しして温めましょう。

また、カップやスプーンも温度を下げる原因になります。
お湯が直接触れるものは、温めて温度を下げないようにしましょう。

美味しい紅茶をいれるには温度だけでなく水質も重要

コーヒーや紅茶は、ほとんどが水分になります。
そのため、使う水によって味も大きく異なります。

コーヒーは、軟水~中硬水が適しています。
また、ミネラル分と反応しやすいため、ミネラルの多い硬水を使うと酸味が抽出しにくくなります。

紅茶に適した水は、軟水です。
日本の水道水は軟水のため、紅茶を入れるに適しています。

そして、大切なのは汲みたての水を使うことです。
汲みたての水を使う理由は、空気を多く含んでいるからです。
空気をたっぷり含んだ水を使うと、ジャンピングが起きやすくなり、美味しい紅茶を抽出することができます。

また、紅茶を入れる際に、濃度を高めようと蒸らし時間を長くすると、雑味が出てしまい、美味しくなくなってしまいます。
時間や使う茶葉の量は、記載通りにすることで、美味しく入れることができます。

まとめ

この記事では、コーヒーや紅茶を入れる温度についてご紹介しました。

コーヒーや紅茶は入れる温度によって味が異なります。
好みによって味を変えることができますが、温度を間違えると美味しく入れることができません。

コーヒーは80度~95度、紅茶は95度~98度が目安です。
また、飲む温度も重要です。
熱すぎず冷ませすぎず美味しい温度の間に飲みましょう。

そして、使う水も重要です。
それぞれに適したものを使い美味しいコーヒーや紅茶を入れて楽しみましょう。

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